米国中間選挙アノマリーと買い場の到来

米国株投資

史上最高値を更新してきた米国株式ですが、ここのところで大きく下落してきました。
このタイミングは、買うべきタイミングなのか、それとも暴落というナイフが落ちてきている途中なのか。。

米国株式市場のアノマリーの視点から考えてみます。

今年の上昇分を帳消しにした米国株式市場

先週の米国株式市場の週間パフォーマンスは、ダウ工業株価平均指数が-2.7%、S&P500指数が-3.1%、ナスダック総合指数が-4.5%と、市場最高値を更新してきた相場とは真逆の姿となってしまいました。

そして、週明けの昨日13日にも米国市場は大きく続落し、ダウ平均は200ドルを超える値下がりとなりました。

9月以降の下げ相場で、主要株価指数は今年の上昇分を完全に帳消しにした格好になります。
史上最高値を次々と更新して、イケイケドンドンだった相場に大きな調整が入ってきた、ということだと思います。

ミッドターム・コレクションという相場のアノマリー

米国では大統領選挙は4年に1回で、前回は2012年でした。
すると今年、2014年はそこから数えてちょうど中間点に相当します。

通常、中間の年に下院議員の選挙があり、それを中間選挙(Midterm Election)と言います。そしてこの中間選挙の年は、アメリカ株の経験則(アノマリー)として米国マーケットがかなりザックリ押し目を入れることが知られているそうです。

これがミッドターム・コレクションと言われる現象です。

通常、ミッドターム・コレクションでつけた安値は、絶好の買い場であることが知られていて、とある研究では、ミッドターム・コレクションからその翌年の高値までの平均上昇率は+48%とでているそうです。

となると、今回は、2014年の安値から2015年のどこかで到来するであろう高値が+48%ということです。
そして、先週のうちに米国のマーケットは年初来からの上昇分を帳消しにし、昨日、さらに追い討ちをかけるように大幅下落となりました。

まさに、ミッドターム・コレクションが言うところの2014年の安値が到来してきているのかもしれません。

買い場はいつか

このミッドターム・コレクション、一年のうちのいつごろ到来するのでしょうか?
過去のS&P500指数のチャートをチェックしてみると、直近の2回のミッドターム・コレクションでは、いずれも6月から7月頃に安値になっていました。

しかし今年は6月以降、イケイケドンドンな上昇一途のマーケットになっておりましたので、ワタクシ、もう一つの米国マーケットのアノマリーである「10月に安値を付けやすく、4月に高値を付けやすい。」というものをひたすら待ってました。

上昇相場には必ず一定の調整が必要で、調整がない上昇相場ほど危ないものはないとも言われてます。

そして、ミッドターム・コレクションが言うところの「年初来の安値」と、もう一つのアノマリーである「10月は安値を付けやすい」が重なった今回の下落は、絶好の買い場がやってきた合図なのかもしれません。

準備万端で相場をウォッチ&狙った株を拾っていく

ワタクシですか?

はい、本日のお昼休みに米国株買い増し用の資金をとりあえず数十万円ほどマネックス証券の口座の方へ移しました。

焦る必要はありません。
相場の底は誰にも分かりませんが、先週から昨日までにかけて十分相場は下落しました。
ここが底かもしれませんし、エボラ出血熱の米国内感染やイスラム国とのさらなる戦闘激化などで、もっと下落するかもしれません。

まずは、こういった押し目でしっかりと自信を持って相場に向かい合えるよう、資金を準備し、相場をウォッチしながら、ちょこちょこと狙った株を拾っていくのがいいんじゃないかと思います。

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